「リーダー」時代
3兄妹の長子として東京に生まれ、厳格な父親と品行方正な母親に育てられました。
通っていた仏教系の幼稚園では「お作法」という時間があったこともあり、
礼儀正しく振舞うこと、秩序はきちんと守ること、はこの時期に育まれたのだと思います。
(思い返すと「仏性」に目覚めたのもこの幼稚園時代でした)
その幼稚園では卒園前に行われる最後の運動会で鼓笛隊パレードを行うのが伝統で、
私はその鼓笛隊のリーダー(指揮者)に選ばれ、100名近い同級生を率いた、というのが
幼少期のハイライトです。
卒園後、父の転勤により、千葉県に移ります。
ひとりも友達がいないなかでの、今思うとなかなかツラい状況のスタートでしたが、
入学直後1年生、はじめての係決めのとき「学級委員長」に立候補する度胸をもっていました。
(そこに本人の意思はなく単に母親にやるよう指示されていた記憶がありますが)
学級委員長としてのスタート、そして幼稚園から始めていた「サッカー」を通じて鍛えたのか?
走るのが速かったこともあり、すぐに周りから「リーダー」として認められる存在になりました。
ところが入学後2年で、また父の転勤があり、同じ千葉県内ですが、別の小学校へ転校しました。
初めての転校だったのですが、覚えている限り、周りの友達に恵まれたようで、その新しい学校に慣れるのに苦労はせず、不思議と、すぐに「リーダー」として認められるようになります。
「ガキ大将」時代
小学校の中学年から高学年にかけて、体の成長に伴い、徐々に気持ちも大きくなっていくことで
親や先生の言いつけを守らないことも増えていきました。
体も大きい方だったし、足腰も強かったし、でケンカが強く、やがて「ガキ大将」に。
仲の良い友だちと「軍団」を結成し、禁止されているにも関わらず、学区外まで自転車を
走らせたり(隊列を組んでの暴走…)、ときには電車で数駅先のショッピングセンターまで買い物(禁止されている雑誌…)に出てみたり、よく言うと「冒険」を始めたのもこの時期です。