ご覧頂きありがとうございます。「ほどほど+」管理人の88-SUN(ハチハチさん)です。
「仕事も、家族も、自分の時間も。」
20代後半から40代にかけて、私たちは、いつも人生の「適正バランス」を模索しています。
結婚、子どもの誕生から子育て、家や車の購入、起業や転職等々、なかには両親の介護が始まる方もいらっしゃるかと思います。
とにかくさまざまでビッグなライフイベントが起こる、まさに「激動の世代」と言えるでしょう。
そんな状況下でも、キャリアアップを諦めたくない。
でも、ついつい頑張りすぎた結果、心身を壊したり、大切な家族との時間が削られたりしていませんか?
このブログ「ほどほど+」は、「仕事は3番目でいい」という逆転の発想を武器に、健康と家族を最優先にした上で、無理なく人生の満足度を最大化する(QOL向上)ための設計図を提供する場所です。
あなたにとっての最適な「ゆる充実ライフ」を、ここで一緒に見つけましょう。
過去の私
転勤族の生い立ちから「キャリア」スタートまで
1988年5月、東京・世田谷に3兄妹の長子として誕生しました。
幼少期は父の仕事都合で日本全国(東京、神奈川、千葉、兵庫、大阪、鹿児島など)を転々とする、いわゆる転勤族でした。幸い、サッカーや持ち前の明るさ、リーダー気質のおかげで、各地で友人に恵まれ、トラブルなく過ごすことができました。
浪人生活を経て大阪の大学に進学。課外活動(留学生支援コミュニティ)でのチームマネジメントや、バックパッカー旅行経験を通じて国際感覚を磨き、その経験が奏功し、プライム市場(旧東証一部上場)の大手総合電機メーカーに入社します。
「地球規模でものごとを考えグローバルに活躍するビジネスパーソン」を目指し、キャリアをスタートさせました。
「自分を見失った」過酷な7年間
ところが、入社直後から、自由を好む自身のパーソナリティと、官僚的な会社カルチャーとのギャップの大きさに苦しみました。それでも「石の上にも三年」…。入社直後に立てた「海外駐在」という目標を何としても実現すべく、自分をすり減らしながら、ひたすら耐え忍ぶ日々。
当時は珍しくありませんでしたが、月の残業時間が100時間を超過することも多々ありました。休日には上司のご機嫌取りのための政治的なゴルフ付き添いなども行い、プライベートな時間などほぼ取らず(取れず)、自分のエネルギーの大半を仕事に費やします。
目標の崩壊と、燃え尽きによる休職
こうした努力が実を結び、30歳のとき、ついに海外駐在前の1年間の「海外研修」の権利を得ることができました。仕事は軌道に乗り、結婚もしたことでプライベートも順調。「いよいよ順風満帆な人生を送れる」と思っていた矢先、突如、海外研修制度が中止になってしまったのです。理由は、先輩研修生たちの相次ぐ退社という外的要因でした。
当時の上司の温かい働きかけもむなしく、このショックで私は身も心も疲弊しきり、会社に行くことができなくなってしまいます。
追い打ちをかけるプライベートでの悲劇
また、この時期、プライベートにおいても、ショッキングなことに流産を経験しました。夜中に妻が尋常じゃない腹痛を訴え、救急搬送・緊急手術。幸い、妻の身体に後遺症は残らなかったものの、妊娠初期とはいえ初めて授かった生命が目の前で消えてしまったことに、夫婦、悲しみに打ちひしがれる思いでした。
仕事における憔悴感に加え、私生活での深い悲しみが重なったことで、まさに「人生のドン底」状態にあったと思います。
立ち直り、人生の優先順位を「逆算」する
ところが、公私ともに落ちるところまで落ちてみると、なぜか不思議と「このままではいけない、何とかしないと!」と気力が回復し始めます。
気力の回復に伴い、この休職期間を利用することで、自分自身のこれまでの人生や性格、キャリアについて時間をかけてじっくりと振り返ることができたのです。
そうして熟考した結果、新卒で勤めた会社を辞めることを決意し、転職活動を開始。
妻も全面的にサポートしてくれたことで、2カ月の転職活動期間を経て、現職に転職することができました。
こうした心身崩壊の経験を通じ、私は人生で最も重要な真実に気づきました。
「仕事」は、私が心身ともに満たされ、大切な人を幸せにするための手段であるべきだ。
ということ。
20代から30代前半にかけての経験により「仕事」よりも「健康」と「家族」が大事だということを、まさに身をもって知ることができたのです。
これが、「健康(1番)、家族(2番)を土台とした上で、仕事(3番)を位置づける」という、このブログ「ほどほど+」に繋がる人生の再設計の始まりです。
現在の私
過去の失敗を教訓に、転職後は健康と家族が最優先、仕事は3番目という新たな人生設計を実践しています。
3番目のキャリア:パーソナリティに合った「外資系」へ
転職先(現職)は外資系企業です。前職の官僚的で雑談に乏しい体質とは異なり、雑談ベースで仕事が進み、プライベートもオープンにするカルチャーに当初は戸惑いましたが、自分自身の自由を好むパーソナリティに合致し、すぐに馴染むことができました。
仕事内容は前職よりも上流のプロセスを担うことになりましたし、もちろん英語もこれまで以上に必要になりましたが、前職では得られなかった「会社カルチャーとのフィット感」の幸せが、学習の辛さを上回り、現職で実績を積むことができました。
こうして、入社4年目には、規模は小さいですが、自部署のカントリーヘッド(日本代表)にプロモーション。現在、日本国内のエグゼクティブや他国チームメンバーと働くことを通じ、真のリーダーシップを学んでいる最中です。
2番目の土台:家族時間と幸せ設計
嬉しいことに、転職後1年経過したあたりで、新たな生命を授かることができました。無事、第一子(長男くん)が誕生。コロナ禍での出産と初めての育児で、妻と神経をすり減らしましたが、この経験が家族の絆を深めました。
子育てを学ぶ中でモンテッソーリ教育に傾倒し、コロナ禍で覚えたDIYや家庭菜園の知識を使い、子どものためのモンテ棚や家庭菜園を自作するなど、仕事以外の時間が充実し始めました。
産後一時、妻とは衝突を繰り返すようになりますが、(今となってはホルモンバランスの変化によるものと理解していますが)その都度、徹底的に話し合い、お互いの「ずれ」を解消する努力を続けました。
現在では、衝突を避けるだけでなく、お互い多少の「粗」には目をつぶれるようになり、対話を通じて解決できる柔軟な関係を築けています。
長男の成長とともに、共通の趣味だった「旅行」を再開。子連れ旅行は、以前のように自分が楽しむだけでなく、子どもが楽しむ姿を見ることが喜びに変わるという、新たな発見をくれました。
2025年4月には第二子(次男くん)も誕生し、家族4人体制をスタートさせています。
1番目の土台:心身のメンテナンス
過去の失敗を繰り返さないため、自分の健康はおろそかにしないと決めています。食事、睡眠、運動には日々注意を払っていますが、特に注意しているのは運動習慣を欠かさないことです。スポーツジムに加え、ヨガ教室にも通っています。
ヨガは硬直した体をほぐすだけでなく、血流を良くすることで思考がクリアになります。仕事上の行き詰まり、人生のちょっとした悩みを解消するのに効果的です。また、ポーズに集中することで自身の集中力強化にもつながっていると感じており、今では大切な趣味の1つになりました。
健康と家族の充実は、仕事にも好結果を生み出し、まさに人生全体の幸せを底上げしてくれています。
読者の皆さまへ:「ゆる充実ライフ」を一緒に見つけましょう
心身の健康と家族の充実が最優先、その土台の上でキャリアをデザインする。この結論に至った私の経験は、かつての私のように「頑張りすぎ」に疲弊しているあなたに、きっと役立つはずです。
このブログでは、人生を「ほどほど+」にシフトするための5つの柱について、具体的な設計図を共有します。
- 1. 健康(第1優先): 心身の土台づくり
- 2. 家族(第2優先): 家族時間と幸せ設計
- 3. キャリア(第3優先): 3番目のキャリア論
- 4. マネー(実践戦略): ほどほどマネー設計
- 5. QOL(実践戦略): QOLと趣味の最大化
あなたの人生も、決して頑張りすぎなくていい。
一緒にあなたの適正バランスを見つけ、自分らしい充実した人生を手に入れましょう。